2018年10月8日月曜日

エナージェルユーロ VS エナージェル

今回の記事はぺんてるのボールペン、エナージェルユーロとエナージェルの比較です。

使用していたエナージェルユーロ0.35mmのインクが切れたので2本目を買いに行ったのですが、その時に一緒にエナージェル・エックス0.3mmも購入しました。
絵を描いていてもう少し細い線が欲しいことがあり、0.3mmはどんな感じなのか試したかったことが、購入した理由です。
上がエナージェル・エックス、下がエナージェルユーロです。
ちなみにエナージェル・エックスはエナージェルシリーズ最安値(100円)です。全てプラスチック製で確かに安っぽいところはありますが、ボディが半透明なのでインク残量が分かるのは良いですね。

さて実際に書いてみたところ、0.3mmの筆跡が思いのほか細い。ボール径が0.05mm違うだけで、こんなに差が出るのかと驚きました。
あまりにも線の太さに差があり気になったので、エナージェルクレナ0.4mm、エナージェルユーロ0.5mm、エナージェル・エックス0.5mmを追加で購入して描き比べてみました。0.4mmがエナージェルクレナなのは、エナージェル・エックスには0.4mmが無いからです。

ちなみに単色のエナージェルのラインナップとしては
エナージェルユーロ
エナージェル(キャップ式)
ノック式エナージェル
エナージェル・エックス
エナージェルクレナ
エナージェルフィログラフィ
エナージェルトラディオ
といろいろあるのですが、エナージェルユーロ以外は芯の交換が可能で、替芯の品番は同一ですのでユーロ以外は基本的に同じものと考えられます。
上から
エナージェル・エックス 0.3mm
エナージェルユーロ 0.35mm
エナージェルクレナ 0.4mm
エナージェルユーロ 0.5mm
エナージェル・エックス 0.5mm
です。

書き比べた結果は次の通りです。
直線部分は左から書き始めて、右端で3秒ほど止めています。
ゲルインクボールペンは止めておくとインクが滲んで線が太くなりますので、その滲み具合を見るために右端で止めています。
なんとエナージェルユーロ0.35mmの筆跡の方が、エナージェルクレナ0.4mmよりも太い結果になりました。また右端の滲みも大きくなっています。
エナージェルユーロ0.5mmとエナージェル・エックス0.5mmの差は感じられませんでした。

なんでこんな結果になるのか調査したところ、どうやら通常のエナージェルの芯はスプリングチップが入っているのでインクの出る量が抑えられているらしいです。
(ただし、見つかったソースが5ちゃんねるだけなので、どこまで信頼できる情報なのかわかりません。)
理由はどうあれエナージェルユーロ0.35mmは他のエナージェルとはインクの出方が異なりますので、用途によっては使い分けた方が良いかもしれません。
絵を描くことに関して言えば、滲み易いのは良いことではありませんね。まあゲルインクボールペンは多かれ少なかれ滲むので、いずれにせよペンを止めずに描く必要があるのですが。

ちなみに、スプリングチップというのはボールペンの先端のボールを押さえているバネのことです。あの細い芯の中に0.数ミリのボールを押さえるバネが入っています。
ボールペンは安い製品ですが、実は精密機器でもあります。




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