絵本の画像サイズに関して
絵本を作成するにあたり、絵の画像サイズ(pixel数)を決めなければなりません。
いろいろな考え方があると思いますが、個人的には 1920 x 1080 pixelが良いのではないかと思います。
(私が作成した”やまだ どうぶつ おんがくたい”もこの画像サイズにしています。)
もちろん紙の絵本と併売する場合は、縦横比は紙の絵本の縦横比で決まってしまいますが。
この画像サイズが良いと思う理由を以下の通りです。
まず、Kindle Kids' Book Creatorで絵本を作る(その3)にも記載しましたが、Kindle Kids' Book Creatorの画像サイズは、長辺方向で最大1920pixelです。
これより小さい画像にすることはもちろん可能ですが、スマートフォン、タブレット、PCにおいて高解像度化が進んでいますので、画像サイズはなるべく大きくすべきだと思います。
短辺方向を1080pixelにする理由は、縦横比(アスペクト比)は16:9が良いと思うからです。
理由は2つあります。
1つはスマートフォンのディスプレイの縦横比は16:9のものが多いことです。電子書籍を読む端末で最もディスプレイが小さいのはスマートフォンだと思いますので、スマートフォンで読むときになるべく画像が大きく(余白が小さく)なるようにすべきだと思います。
もう1つは、大画面テレビやプロジェクターに出力する際に都合が良いことです。テレビは基本的に縦横比は16:9ですし、プロジェクターも16:9のものが多いです。
個人的に電子書籍の絵本のメリットとして、大画面テレビ等に出力して大人数の子供に対して絵本の読み聞かせをできることがあると考えています。
表紙(カバー)の画像サイズについて
Kindle Direct Publishingで本の出版を行う際には表紙(カバー)の画像を用意する必要があります。
この表紙の画像が、Amazonの商品ページに表示されたり、Kindleで購入(ダウンロード)した際にライブラリの画面に表示されたりします。
Kindle Direct Publishingのヘルプトピックによると、表紙のサイズには以下の様な規定があります。
・推奨される縦横比は8:5。
・短辺625ピクセル以上、長辺1000ピクセル以上。
・画像の品質を最高にする場合は、長辺を2560ピクセルにする。
その他の細かい規定はここを参照してください。
これらを踏まえて、私が作成した”やまだ どうぶつ おんがくたい”の表紙の画像サイズは2276 x 2560 pixelになっています。
まず推奨される縦横比ですが、これにはこだわる必要は無いと思います。実際Amazonを見ても、この縦横比になっていない本は非常に多いです。
ただし推奨される縦横比から外れると、Kindleのライブラリ上で表示されるサイズが小さくなってしまいます。横長の表紙はあまり良くないかもしれません。
絵本の中身に対して、縦横比がかけ離れていると少々違和感があると思いましたので、”やまだ どうぶつ おんがくたい”では縦横比を16:9の半分の8:9にしました。
見開きの半分ということで、紙の本の表紙の感覚です。
そして長辺方向を2560pixelにした結果、画像サイズは2276 x 2560 pixelとなりました。ただ、正直ここまで高解像度にする必要はなかったようにも感じています。
表紙の画像サイズは本の中身の画像サイズに比べればそれ程重要とは思えませんので、あまり極端なサイズにしなければ何でも良いのではないでしょうか。
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