作成した絵本の動作確認方法(その1 PC編)
Kindle Kids' Book Creatorで絵本を作る(その3)の最後の方で、”作成した絵本の動作確認には手間がかかる”と説明いたしました。
今回はその動作確認の方法に関して説明したいと思います。
動作確認に手間がかかる最大の原因はKindle Previewerの動作に問題があるためです。
さてKindle Kids' Book Creatorで絵本が一応完成したとします。
今回も私が作成した絵本”やまだ どうぶつ おんがくたい”を例にしています。
Kindle Kids' Book Creatorのメニューから、”本のプレビュー”→”本のプレビューを作成”を選択すると、Kindle Previewerが起動します。
どのデバイスのプレビューで立ち上がるかは、Kindle Previewerの設定によります。
Fire HDをデフォルトにしている場合はこのようなプレビューになります。
注目していただきたいのはスクロールバーです。右下の部分を見ればわかるように画像全体が表示されておらず、一部切れています。
実際にFire HDで見ると、この絵本は全画面が表示されます。つまり Kindle Previewerでは、実際のデバイスの表示を正確に再現していません。
ではFire以外の別のデバイスのプレビューを見てみましょう。
メニューのデバイスから他のデバイスのプレビューを選択できます。
このメニューを見ていただくと分かるように、このKindle Previewerは"Kindle for PC"および"Kindle for Android"のプレビューには対応していません。つまりPCおよびAndroidのプレビューはそもそもできません。
それだけではありません。このデバイスの項目で"Kindle for iOS"を選択するとKindle Previewerが
落ちてしまいます。
つまりKindle Previewerでは、まともなプレビューは一切できません。
ちなみに、この記事を書いている時点でのKindle Previewerのバージョンは2.94です。
今後バージョンアップして問題が改善することを期待します。
Kindle Previewerでまともにプレビューができないといっても、作成した絵本を動作確認もせずに
出版するのは、さすがに問題があります。
そこで出来上がったmobi形式のファイルを、実デバイスで見る方法を紹介したいと思います。
まずは一番簡単なPCで動作確認する方法です。
インストールするとドキュメントの下に"My Kindle Content"というフォルダーが出来ます。Kindle ストアで本を購入するとこのフォルダーの下に本のファイルがダウンロードされます。
さて、自分が作成した絵本”mobiファイル"の動作確認方法ですが、
1. ”My Kindle Content”にmobiファイルをコピーします。
2. Kindle for PCを立ち上げます。すると"My Kindle Content"に置いたmobiファイルの本が表示されます。
3. 本をダブルクリックして、実際に読んでみましょう。
これでKindle for PC上で自分が作成した絵本(mobiファイル)の確認ができます。
Fire, Andoroid, iOS端末での動作確認方法は長くなるので、次回説明致します。
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