2020年11月26日木曜日

ボールペン画 ツタンカーメンのマスク

久しぶりの更新です。
三菱鉛筆のパワータンクというボールペンでツタンカーメンの黄金のマスクのイラストを描きました。

今回、ペンと紙を変更しています。

ボールペンはパワータンクという加圧式のボールペンを使用しました。と言っても加圧式だから使用したという訳ではなく、インクに顔料が含まれているらしいので使用してみました。顔料の方が染料より一般的に耐光性があり退色しずらくなるので、イラストが長持ちすることを期待しています。ただ三菱鉛筆のホームページやWEBカタログには顔料を使用しているとの記載はどこにもなく、本当に顔料を使用しているのか今一つはっきりしません。

紙はコクヨのカラーレーザー&カラーコピー用紙 厚紙用紙に変更しました。長い品名ですが要するに厚手のコピー用紙です。今まで使用してきたケント紙より表面が若干ざらついていますので、ペンの引っ掛かりが良く描きやすくなったと思います。

今回、ツタンカーメンの黄金のマスクを描いた理由は光沢表現の練習をしたかったからです。黒だけで光沢を表現するのは、なかなか大変ですね。マスクのデザイン自体が非常に細かいので、描くこと自体がそもそも大変でしたが。


ペン:三菱鉛筆 パワータンク スタンダード 0.5mm 黒
紙:コクヨ カラーレーザー&カラーコピー用紙 厚紙用紙 B5




2020年8月10日月曜日

ボールペン画 ニワトリ

今回はパイロットのレックスグリップでニワトリを描きました。

ニワトリをじっくり見ることは今まであまりなかったのですが、イラストを描くにあたりよく見てみると、目つきが鋭くてなかなかかっこいい鳥だと思いました。デフォルメしたイラストだと、割とユーモラスに描かれることが多い鳥ですけどね。

今回のイラストもクロスハッチングの練習を兼ねて描いています。白い部分が多い鳥ですので、実際にクロスハッチングを使用しているのは、とさか、黒い羽、濃い陰の部分、柵、とイラストの一部に限られます。
いろいろな技法の組み合わせの練習という意味では、良かったのではないかと思います。

話は変わりますが、Bloggerの仕様が変わり今までの様に画像をクリックして拡大画像(元画像)を表示することが出来なくなりました。手間をかければ同じようなことは出来なくはないのですが、面倒なので大きな画像を記事内に直接貼ることにしました。
便利になった点もあるのですが、今まで出来たことが出来なくなるのは、なんとかして欲しいところです。



ペン:パイロット レックスグリップ 0.5mm 黒
紙:長門屋商店 OAマルチケント紙 美彩紙 B5



2020年7月20日月曜日

ボールペン画 カバ

今回はパイロットのレックスグリップでカバを描きました。
カバは見た目はかわいらしい動物ですが、実はかなり獰猛らしいです。

前回に引き続きクロスハッチングで主に陰影を表現しています。陰影の練習ということで、体毛がほとんどないカバをモチーフに選びました。ただ、カバは背中側の皮膚の色が腹側より濃い動物なので、皮膚の色と光による陰影の両方のグラデーションを考慮しながら描かなければならず大変でした。練習にはもっとシンプルな物を選んだ方が良かったかもしれません。


ペン:パイロット レックスグリップ 0.5mm 黒
紙:長門屋商店 OAマルチケント紙 美彩紙 B5




2020年7月1日水曜日

ボールペン画 ダンス

今回はパイロットのレックスグリップで男性と女性がダンスをしているイラストを描きました。ダンスの種類はアルゼンチンタンゴです。

今までは主に点描で陰影を表現していたのですが、今回は筆圧を下げた細い線によるクロスハッチングで陰影を表現しています。こちらの方が広い面積を塗るのに適しているのではないかと思い、描き方を変更してみました。思った以上に緻密な描写ができますね。この描き方もいろいろと可能性がありそうです。


ペン:パイロット レックスグリップ 0.5mm 黒
紙:長門屋商店 OAマルチケント紙 美彩紙 B5




2020年6月1日月曜日

ボールペン画 女性の顔

今回はパイロットのレックスグリップで女性の顔を描きました。
普段は動物のイラストを描くことが多いのですが、人物画の練習もしてみようと思い描いてみました。

人物の場合、動物と違って肖像権の問題があり誰でも描いてよいという訳にはいきません。
このイラストはpixabayというサイトにある写真を元に描いています。このサイト上にある写真やイラストは Pixabay License というライセンス形態で提供されており、規約を見る限りほぼ自由に使用できます。人物に限らずこのサイトにある写真はイラストの元ネタとしてよく使用しています。

ちなみにpixabayは、以前はCC0という著作権フリーとほぼ同義のライセンス形態だったのですが、いつの間にか変わっていました。さすがに著作権フリーはやりすぎだったのでしょうか。

さて、人物を描いた感想です。動物と違って人間の顔は少しでも違うと同一人物にはなかなか見えなくなってしまい難しいですね。このイラストも元になっている写真とあまり似ませんでした。まだまだ練習が必要です。

今回描いた女性の名前は、残念ながら不明です。ただ写真のページのタグの中にolyaという単語がありますので、これがこの方の名前なのかもしれません。


ペン:パイロット レックスグリップ 0.5mm 黒
紙:長門屋商店 OAマルチケント紙 美彩紙 B5




2020年5月19日火曜日

ボールペン画 キツツキ

今回のボールペン画はキツツキです。

ボールペンは前回に引き続きパイロットのレックスグリップを使用しています。
100円のボールペンですが、持ちやすく使いやすいペンですね。本体の色は黒ですが、半透明になっておりインクの残量が分かるのも良い点です。

今回はキツツキを描いたのですが、思いの外、木の方も描くのに時間がかかってしまいました。木は割と大雑把に描いているのですが、これだけ面積が大きいと時間がかかりますね。キツツキ自体も羽毛が黒い部分と白い部分が複雑に混ざっており、ことらも大変でした。
それにしても、ほぼ垂直の木に止まれるキツツキはすごいですね。どういう脚力をしているのでしょうか。


ペン:パイロット レックスグリップ 0.5mm 黒
紙:長門屋商店 OAマルチケント紙 美彩紙 B5




2020年5月1日金曜日

ボールペン画 パンダ

今回は、パイロットのレックスグリップというボールペンでパンダを描きました。
パンダといえば、誰でも知っている可愛い動物の代表ですね。白黒の模様が特徴ですが、境界がはっきりしている個所とそうでもない個所があり、きちんと描こうとすると意外と大変でした。それと毎回思うことですが、白い毛の表現は難しいですね。

今回使用したレックスグリップは、油性ボールペンになります。最近はジェットストリームに代表される低粘度の油性ボールペンの方が人気ですが、このレックスグリップには従来型の油性インクが搭載されています。そのため点描のとき等に若干ペン先がべたつく感じがあります。ただペン先が滑らない分低粘度の油性ボールペンよりむしろイラストは描きやすい気がします。
また、低粘度油性ボールペンより筆記線幅が細いのも良い点です。ボール径0.5mmでもかなり緻密な描写ができますね。


ペン:パイロット レックスグリップ 0.5mm 黒
紙:長門屋商店 OAマルチケント紙 美彩紙 B5




2020年4月15日水曜日

ボールペン画 キツネ

今回、ゼブラのブレンでキツネを描きました。
キツネの頭部のイラストですので体毛の色に大きな変化があり、黒一色で描くのは大変でした。陰影による濃淡と体毛の濃淡が混ざってしまい、立体感を上手く出すのが難しいですね。
また体毛はそれ程長くない動物ですが、ここまでアップだと毛を長く描く必要があり、ボールペンにダマが発生しやすく、その点にも悩まされました。

今回使用したペンは、ゼブラのブレンというボールペンです。商品名の通りペンがブレないことが特徴です。確かにノック式なのにペン先のがたつきが良く抑えられています。素晴らしいです。
ペンのサイズはやや太目です。個人的にはもうちょっと細身の方が好みですね。

このブレンのもう一つの特徴としてエマルジョンインクというインクを搭載していることが挙げられます。今回イラストに使用した目的の一つとしてこのエマルジョンインクの描き心地を試すということがあったのですが、実際に使用してみたところ低粘度油性インクとあまり変わらない印象です。
・書き心地はなめらか。
・ボール径の割に筆記線幅は細い。
・ペンを一点に静止させてもにじまない。
・インク色は若干青味がかっており光沢がある。
・ダマが出来易い。
といったように、良い点も悪い点も含め低粘度油性インクの一種といった感じです。


ペン:ゼブラ ブレン 0.5mm 黒
紙:長門屋商店 OAマルチケント紙 美彩紙 B5




2020年4月2日木曜日

ボールペン画 テントウムシ

今回はオートのニードルポイント スリムラインでテントウムシを描きました。
テントウムシの光沢感をいかに出すかということを意識して描いてみました。ツルツルの表面ではあるのですが金属ほどの光沢はありませんし、生物なので微妙な凹凸もあり再現するのは大変でした。

前回に引き続き、使用したボールペンはオートのニードルポイント スリムライン 0.3mmです。このペンならではの細い線が良いですね。ただちょっとかすれやすいのは気になります。特に柔らかい紙に書く場合はしっかり筆圧をかけないとかすれることがあります。ボール径が小さいので仕方がないのでしょうか。

ペン自体の性能には関係ないのですが、ちょっと気になる点がもう一つあります。それはペンに記載されている文字です。私が持っているペンには OHTO Slim Line 0.3 と記載されているのですが、オートのホームページやAmazonの商品写真では Slim Line OHTO NBP-5A3 になっています。デザインが変わったのでしょうか。


ペン:オート ニードルポイント スリムライン 0.3mm
紙:長門屋商店 OAマルチケント紙 美彩紙 B5




2020年3月12日木曜日

ボールペン画 トナカイ

今回、オートのニードルポイント スリムラインでトナカイを描きました。
季節外れの感はありますが、面白い角の形をしたトナカイだったので描いてみたくなりました。それにしてもこんなに角が大きくて邪魔ではないのでしょうか。トナカイの気持ちはわかりませんが、ちょっと気になります。

今回使用したボールペンはニードルポイント スリムラインという油性ボールペンです。ボール径は0.3mmです。前回まで使用していたレトリコボールで緻密な絵を描くのが楽しかったので、さらに細い線が書けるボールペンを探してこのペンにたどり着きました。実際に使用してみると筆記線幅がとにかく細いです。ボール径以上の差を感じます。インクの違いが影響しているのかもしれません。この筆記線幅のおかげで非常に緻密な絵が描けました。

さてこのスリムラインですが手帳用のボールペンということもあり本体も非常に細いペンです。個人的に細身のペンは好みなのですが、さすがにここまで細いと多少使いづらさを感じますね。ただ、それ以上に絵を描いていて気になったのがペン先のがたつきがやや大きいところです。ノック式のボールペンなので多少仕方のない面はありますが、もう少し口金の精度を頑張って欲しいところです。


ペン:オート ニードルポイント スリムライン 0.3mm
紙:長門屋商店 OAマルチケント紙 美彩紙 B5




2020年3月1日日曜日

ボールペン画 カニ

今回、サクレクレパスのレトリコボールでカニを描きました。
カニの表面は凸凹している上に、光源が複数ある状況なので影やハイライトが複雑に発生していて描くのが大変でした。

ペンは今回もレトリコボール04です。前回使用して細い線で緻密な絵を描くのも楽しいと思いましたので、また採用しました。ただ線が細いので、描き上げるまでに時間がかかりますね。
このレトリコボールのインク色は油性ボールペンらしく若干青味がかっており、光沢もあります。個人的にこの色のために油性ボールペンはイラストに向かないと思っていたのですが、描いてみるとこれはこれで良いと思うようになりました。いかにもボールペン画という感じで、雰囲気のある絵になりますね。
ただ他のペンと組み合わせて使用するのには向かないでしょう。例えば線はボールペン、ベタは筆ペンといった描き方をすると、インクの色味が異なるので違和感が出ると思います。


ペン:サクラクレパス レトリコボール04
紙:長門屋商店 OAマルチケント紙 美彩紙 B5




2020年2月16日日曜日

ボールペン画 カピバラ

今回はサクラクレパスのレトリコボール04というボールペンでカピバラを描きました。
世界最大のネズミのなかまと言われている癒し系の動物ですね。意外と体毛が長いので、実際の体形が分かりずらい動物だなあと描いていて思いました。

さて、今回またボールペンを変更しました。イラストには向かないと思っていたペンも実際に使用してみると意外と描けるということが分かってきたので、いろいろと挑戦しています。それぞれのペンに味があってなかなか面白いです。

今回使用したレトリコボール04ですが、油性ボールペンでボール径は0.4mmとなっています。油性の0.4mmということで筆記線幅はかなり細いですね。
使用していて感心したのは、ダマが出来にくいことです。全く出来ない訳ではありませんが、油性ボールペンにしてはかなり優秀だと思います。今回イラストに使用した最大の理由です。

ペンの形状はかなり細身です。また、クリップとノック部が金属製のためなのか重心が高い位置にあります。この辺りは人によっては気になるかもしれません。比較的短いペンなので、個人的には重心の高さはあまり気になりませんでした。
ちなみに芯を出した状態で上下をひっくり返すと、ノック部がカチッと動いてノック部の重みを感じます。ここまで派手に動くペンは珍しいですね。


ペン:サクラクレパス レトリコボール04
紙:長門屋商店 OAマルチケント紙 美彩紙 B5




2020年2月2日日曜日

ボールペン画 オオハシ

今回はオートのグラフィックライナー005というボールペンでオオハシを描きました。オオハシは大きなクチバシが特徴の鳥です。南国の鳥と言えばこの鳥を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。つぶらな瞳もかわいいですね。

さて、今回使用したグラフィックライナーは水性ボールペンです。水性ボールペンは書き味が軽くて個人的に好きなペンなのですが、線が太く、滲みやすいのでイラストには向かないと感じていました。

一般的な水性ボールペンは細いものでもボール径が0.5mmなのですが、最近グラフィックライナー005がボール径0.3mmの製品だと知ったので、線の太さの問題が解決するのではと期待して購入してみました。
ボール径が0.3mmなのに製品名が005というのはちょっと分かりにくいですね。このペンはミリペンの用途を想定しているので、ミリペンの005と同じ位の筆記線幅になるということで、こういった製品名になっているようです。

さて、グラフィックライナー005の実際の筆記線幅ですが、筆圧をしっかりかけてゆっくり書いた場合はボール径1.0mmの油性ボールペンより若干太い、筆圧弱めですばやく書いた場合はボール径0.5㎜の油性ボールペンとほぼ同じといった感じでしょうか。
筆圧を上手くコントロールできれば線の太さの問題は解決できそうです。

水性ボールペンのもう一つの問題点である滲みに関して述べます。書いたときにぼんやりと滲んでくれる分にはまだ良いのですが、紙によってはヒゲ状に滲んでしまいます。大げさに言うと線が毛虫みたいになってしまいます。

滲み方は使用する紙に大きく依存しますので、手持ちの紙の中から滲みにくい紙を探してみました。調査した中ではマルマンのスケッチブックが良かったので今回使用してみました。スケッチブックの様に柔らかい紙は、描くときに紙が凹んでしまうのでボールペン画にはあまり向かないのですが、水性ボールペンは筆圧が弱くても描けますので、そこまで相性は悪くない印象です。
でも固い紙の方が描きやすいのは事実ですので、紙に関してはまだ研究の余地がありそうです。


ペン:オート グラフィックライナー 005
紙:マルマン スケッチブック 図案スケッチパッド B5




2020年1月22日水曜日

ボールペン画 ゴリラ

久しぶりに黒ボールペンのみ使用したイラストです。
ゴリラを描きました。
今回パイロットのアクロボールという油性ボールペンを初めて使用してみました。

油性ボールペンの黒は青や紫色を帯びた色合いのものが多く、あまりイラストには向かないと思っていたのですが、このアクロボールは発色が良く油性にしてはくっきりとした黒ですので、イラストを描く用途にも向いていると思います。

イラストを描いてみて油性ボールペンの一番の長所だと感じた点は、にじまないないことですね。水性やゲルインクのボールペンは、特に止めの部分がにじんで線が太くなり易いので、止めずにすっと抜くように描く必要があります。油性ボールペンの場合は止めても問題ないので、狙った位置まで線を引くといったことがやり易いですね。
ただし油性ボールペンはダマが出来易いので、その点は注意が必要です。

さて、今回描いたゴリラについてです。
ゴリラのように体毛が短い動物は比較的描き易いので題材として選んでみました。アクロボールの一作目のイラストを描くにあたり、良い題材だったと思います。


ペン:パイロット アクロボール 0.5mm 黒
紙:長門屋商店 OAマルチケント紙 美彩紙 B5